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日程:2017年3月10日(金)出発、11日(土)活動
行先:宮城県気仙沼市
内容:行方不明者の捜索、思い出の品探しなど
参加人数:40名、現地集合1名、リバイブジャパン1名
交通:山梨峡北交通株式会社 大型観光バス(乗務員2名)
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あの日から6年が経過しました。
今回は、東日本大震災が発生した11日に、ボランティアと気仙沼署との
合同集中捜索が行われるとのことで、参加してきました。
「ただいまとおかえりなさいのお手伝い」として繋がったボランティアの皆さんと行った
活動の様子は以下より。。。
いつもの休憩地「菅生パーキングエリア」です。
ここまでの道中も時折雪が舞っていましたが、ご覧のように雪があります。
途中、南三陸町志津川の「旧防災庁舎」に立寄らせていただきましたが、
早朝にも関わらず、報道関係者の姿が多く見られました。
8時半過ぎに今回の活動受入れ先である気仙沼復興協会に到着
オリエンテーションを受けます。
この日は、多くの人が手がかりを求めて集りました。
ボランティア183名、気仙沼警察署30名、気仙沼海上保安署5名、
気仙沼市2名、気仙沼復興協会9名 総勢229名の大捜索隊です。
活動場所は、波路上地区にある「明戸海岸」での活動でしたが、
ボランティア数が多いため、リバイブジャパンチームは、本隊と別の「お伊勢浜海岸」となりました。
(気仙沼復興協会HPより)
ボランティアリーダーのもと、活動開始です。
休憩を挟みながら黙々と手がかりを探します。
穏やかな海
同じ海岸も何度となく捜索を繰り返すのですが、
それは、波に運ばれることがあるからです。
砂場のほか、石や被災物を動かしたり、
護岸や水制のための消波ブロック(テトラポット)替わりの石積みや
岩の間など、隈なく見ていきます。
活動は昼で一旦休止です。
この日、多賀城自衛隊による炊出しが振る舞われていたので
皆さんでいただきました。
メニューはカレー。この食材は気仙沼市内の企業様や個人様による寄付だそうです。
ご馳走様でした。
食事の後、場所を気仙沼港に移し、自由時間です。
いつものお魚いちばに駐車し、買物や散策をしていただきました。
近くにある気仙沼復興屋台村は、今月20日で閉村とのことで、
最後に訪れることができて良かった、という参加者もいました。
そして、14時40分に集まっていただき、その時間を迎えます。
普段聞く防災サイレンとは違う港町のそれは重く悲しくもありましたが、
海に向かって静かに黙とうを捧げました。
ふと見ると、多くの人が同じように手を合わせていました。
帰路に、今月移設オープンした南三陸町の「さんさん商店街」に立ち寄り
予定する行程は全て終了しました。
今もなお、気仙沼市内だけでも218名もの行方不明者がいます。
この日の捜索で、手がかりとなりうる骨らしきものは、
明戸海岸、お伊勢浜海岸合わせて21本。
その他遺品、思い出の品などの手がかりが3点見つかったとのことでした。
およそ1年振りに訪れた気仙沼市でのボランティア活動は、42名で行うことができました。
山梨はもとより、遠くは福岡、島根、愛知、長野、静岡など、
全国各地の学生から60代まで多くの方がご参加くださいました。
天気にも恵まれ、予定通りできたことがなによりです。
新たな道路も開通し、町並みも変わりつつありますが、
目に見えないもの、心の内はどうなのでしょうか?
寄り添うなどとは簡単に口にすることはできませんが、
ほんの少しでもボランティアの皆さんの行動が、誰かの支えになるとすれば、
私たちもその思いと手をこれからも繋げさせていただきたいと思います。
実施にあたり、ご支援ご協力をくださった皆さまに
心より感謝申し上げます。
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