毎年弊社では事故防止や接客、検診や適性診断など
日々の業務にかかせない様々な訓練や講習会、健康管理を行っています。
この冬にかけては毎年行いっている訓練のひとつ
救命講習を3日間に分けて受講しましたので
その様子をご紹介いたします。
私は2月11日の3班でしたが、当社以外にもたくさんの方が参加されていました。

まず、消防士の方から山梨県の事故率や救急車の呼び方などの説明と
胸骨圧迫や人工呼吸の方法を聞きました。
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その後実際の現場を想定した訓練を行いました。

「倒れている人発見!」「周囲の確認良し!」と、近寄る前に
周囲の確認をすることが二次災害を招かない為に必要だそうです。
周囲の確認後、近寄り意識があるか呼吸をしているか確認します。
ここで1人だと大変なので人を呼びます。
「誰か、誰か来てください!」来て頂いた人に
「あなたは119をお願いします。」「あなたはAEDをお願いします」と呼びかけます。
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ここで胸骨圧迫・人工呼吸を始めます。
思った以上に力をいれないといけない上に肺に空気を入れるのも
難しく大変だと思いました。私は女性の方たちのグループに入れて頂きました。
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次はAEDの使い方です。
ここで注意するのがAEDを持ってきてもらった時に胸骨圧迫はやめてはいけないという事です。
電極パッドを貼り終えて機械が「体に触れないでください」などとアナウンスが流れるので
それまではずっと胸骨圧迫は続けます。
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講習で使っているAEDは本物ではないので電極パッドの粘着力も弱く
機械から電流は流れません。なので、実際はとても強力で難しいみたいです。
本物のAEDみてみたいな〜なんて思っていたら、消防士さんが本体ではないですが
有効期限の切れてしまった本物の電極パッドを持ってきて見せて頂けました。
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本当に粘着力が強くシール同士張り付いてしまうと絶対に取れないみたいで
一つのAEDに2〜3枚予備も入っているそうです!
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いつの間にか私たちのグループは質問タイムが始まりました。
熱心に教えて頂けるのでとても勉強になりました。
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最後は座学で喉に詰まらせてしまった場合の対処法や
流血時の止血の方法を教えて頂きました。
おもちで喉を詰まらせてしまうケースが多いと思っていましたが
おもちは皆さんが詰まらせやすい物と把握していて無意識にも
気を付けている分、そんなに実際のケースは多くないんだそうです。
実際に多いのが意外にもお寿司みたいです。これには驚きました。

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急なアクシデント(演出)もあり、リアリティー溢れる講習を受けることが出来ました。

実際人が目の前で倒れていたら冷静に判断して動くことも出来なかったと思いますので、
今回講習を受けれた事がとても勉強になったと思います。
知識があるのとないのでは動きが全く変わってくると思いますので
忘れない様にしていきたいと思います。
消防士の方々、救急救命士の方々、一緒に講習を受けた方々
ありがとうございました。