宮城県気仙沼市での「海岸捜索・清掃活動」をご報告いたします。
○日程
平成27年3月6日(金)出発
平成27年3月7日(土)活動
平成27年3月8日(日)帰着
○活動受入先
宮城県気仙沼市 一般社団法人 気仙沼復興協会-KRA-
公式ホームページ(リンク)
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○参加人数
16名ほかREviveJapan1名
○活動内容
海岸捜索・清掃活動(御伊勢浜海岸にて)
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○当日のスケジュール
3/6(金)
20:30 当社出発・県内各所
23:30 東京駅新丸の内ビル 出発
24:10 東北道「蓮田SA」にて全体休憩
3/7(土)
04:00 東北道「菅生PA」にて休憩(朝食・着替え)
05:10 三陸道「春日PA」にて休憩(買い物)
07:10 「南三陸防災庁舎跡地」
皆様でお線香を手向け、1分間の黙とうを捧げました
07:50 歌津;コンビニ(昼食購入)
08:35 気仙沼復興協会到着
08:40 オリエンテーション
09:20 活動場所へ移動
09:30 「杉の下地区」の慰霊碑の近くにバスをとめ、慰霊碑の前で黙とうを捧げました
「杉の下地区」は、遠浅のきれいな海水浴場があり大変華やかな地区でした。しかし、震災当日に16m以上の津波が、家々を押し流し、多くの人命が失われました場所のひとつです。
慰霊碑の向こうには白く巨大な建設中の高さ9.8mの防潮堤が見えます。
遠くには「気仙沼向洋高等学校」
階上(はしかみ)中学校に避難した生徒全員(約170名)と避難誘導した教職員(27名)の命は全員無事でした。
震災遺構の第一候補に挙がっているそうですが、残すか解体するかはまだ決まっていないようです。
09:45 ここから徒歩で今回の活動場所である 「御伊勢浜海岸」に到着
復興協会より作業説明をして頂き、ボランティアリーダーの下、開始です。
広い海岸ゆえに見落としがち
木片や貝殻、海藻など紛らわしいものが漂着しています。
ひとつひとつ手に取り見分けながらの作業は根気と手数が必要なのです。
ガレキとなった大きなコンクリート片を除けながら探していきます。
フレコンパックの隙間やこのような下にもある可能性があります。
血液型証明書を発見しました!
12:15 海岸にて昼食休憩(約1時間)
この時間を境に本隊活動を離れたボランティアさんがいました。
中止となった一泊の「東北の今を巡る」ツアーを有志のみで実施するためです。
13:00 午後の捜索活動開始
14:30 復興協会へ戻り、活動報告
今回の活動では5片の手がかりらしきものを発見することができました。
15:50 「さかなの駅」お買物(20分程度)
16:30 「おさかな市場」自由時間(30分程度)
17:30 「ほっこり湯」にて入浴・休憩・夕食など自由時間(4時間程度)
3/8(日)
05:00 東京駅新丸の内ビル 着
07:20 県内各所、北杜市 着
終了
(2015年3月7日撮影/[左]気仙沼復興協会にて[右]唐桑番屋にて )
○●○●○●○●○●○●○● あとがき ○●○●○●○●○●○●○●○●
御伊勢浜海岸の海岸捜索・清掃ボランティアは怪我なく終える事ができました。
海岸の気温は6℃ほどでしたが、風もなく寒さをさほど感じずに済み、ボランティア日和でした。
活動の前に行われたオリエンテーションの際、「震災で行方不明となった遺骨が遺族に引き渡された」という3/7の朝刊記事を復興協会の方が紹介してくれました。
そのような記事を聞いた後の活動だったので、皆様の活動により熱が入っていた気がします。
いまだ、気仙沼市内では225人の行方不明者がおり、その帰りを待ちわびているご家族もいらっしゃいます。
今回の捜索活動は、私達の団体リバイブジャパンと群馬県の群馬藤岡災害ボランティアサークル、
個人ボランティアを合わせ47名で行いましたが、
ご覧いただいたように活動には根気と時間、一人でも多くのボランティアのお力が必要です。
この度の海岸捜索で見つかった手がかりが、少しでも多くのご遺族の方に繋がることを心から願っております。
そして、今後も皆さんのご参加をお待ちしております。
(記;輿石)
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