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【日 程】 平成26年10月31日(金)出発11月1日(土)活動2日(日)帰着
【活動先】 宮城県石巻市鮫浦漁港
【参加数】 19名、REviveJapan1名
【内 容】 ホヤ養殖のお手伝い
【行 程】
31日(金)
      20:30−山梨県北杜市出発
      23:15−東京駅出発
      23:45−池袋出発
1日(土)
      08:00−鮫浦漁港着
      08:20−作業開始
      12:00−昼食
      13:40−出発
      14:30−女川港
      15:05−きぼうのかね商店街
      15:40−マリンパル女川おさかな市場
      16:15−旧門脇小学校
      18:00−温泉入浴施設着
      22:00−出発
2日(日)
      04:10−池袋着
      04:40−東京駅着
      07:10−山梨県北杜市着

11月から宮城県、岩手県での活動の際の日程は0泊3日となりました。
これは、作業時間等の延長やゆとりある行程の設定、
何よりも安全性を更に高めるための措置として変更させていただきました。


<日程を変更した最初の活動の様子は以下より>

前回から漁業支援時に実施している体験学習コース。
活動先である地元の漁師、阿部さまにもご協力をいただき
今回も数名の方がホヤの養殖について学んだ後、実際に作業を体験していただきました。
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「初めてホヤの養殖作業を行いましたが、事前にホヤ養殖や作業工程などを学んだので
作業の流れややっていることの意味を知ってからできたことは良かった」
このコースに申し込まれた方から頂いたコメントですが
ホヤとその養殖のことを事前に知ることは、その扱いや作業の大切さを知ることに繋がります。
行っていることの意味を理解して、充実したお手伝いにしていただけたらと思います。

作業は通称『カラコ刺し』と呼ばれる採苗器作りのひとつ「紐通し」。
穴の開いた牡蠣殻を紐に通して数珠つなぎにしていきます。
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一人一人の成果が徐々に形になりました。
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昼まで続けた作業も終了。お待ちかねの昼食ですが
その前に下拵えの風景を少し・・・
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この日はアワビ漁の開港日
獲れたてのアワビを阿部さまとご家族の方が捌いてくれました。
もちろんホヤもワカメもあります。
柿や飲み物は、今回参加できなかったボランティアさんからの差し入れです。
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そして、今回のツアーは昼食付、
お弁当はお隣女川町にあるお弁当屋さんに届けて頂きました。
特製「さんまの塩焼き幕の内」!
みなさんのために特別にご用意していただいたお弁当です。
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男性・女性それぞれお一人で参加下さった方、台湾の方、親子、
常連さんや初めての参加者
心のこもったおもてなしとご馳走に皆さんニコニコ
それぞれに和やかな時間を過ごされたのではないでしょうか。

楽しい時間もあっという間に過ぎ
次の場所へ移動です。
向かったのは女川
過去121回の活動でも通ったことのないコース
所どころ、震災のツメ痕は見て取れます。

「江島共済会館」
既に今年の3月に取り壊された「女川サプリメント」と同じく
震災遺構にはならず、取り壊しが決まっている建物。
ここ女川では、「旧女川交番」のみが震災遺構として残されるようです。
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周辺では、復興工事が着々と進んでいるようでした。

地域医療センターから
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このセンターにも津波は押し寄せました。
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当時のことは、TVなどでも映像を目にしてきましたが
実際に見ると言葉になりません。

次に向かったのは、「きぼうのかね商店街」
他の地域にあるように、こちらも被災した商店が復興のために力を合わせて作り上げた
複合商店街です。
30分ほどでしたが、皆さんお買物を楽しまれていたようです。
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こちらは海産物のお店「マリンパル女川」
サンマや牡蠣など旬の魚介類が所狭しと並べられています。
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女川を後に、入浴施設へ向かいます。
旧門脇小学校を車窓から・・・
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連休中に実施したボラバスでしたが、道中渋滞に巻き込まれることもなく
予定より早く移動することができました。
結果、入浴時間は4時間
温泉とご夕食をゆっくり楽しんでいただきました。

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(鮫浦漁港にて)

○●○●○●○●○ あとがき ○●○●○●○●○●○●○●○●○

この日の参加数は19名
前回の福島行きも同様に催行可能な人数には達していませんでした。

ボランティアが必要でなくなること,、
ボランティアが少なくなることが復興の兆しと言えますが
必要としている場所、人がいる今はまだその最中です。

ボランティア数の減少は続いています。
私達にはその流れを止めることはできませんが
皆さん一人一人が力を合わせればできることかもしれません。
そして、私達にできることがあるとすれば
その場所と皆さんを繋げることです。

大人としてできることは
後世に語り継ぎ、教訓を活かしていくことではないでしょうか。

そのためにも
是非ご自身の目で、体で、心で、感じていただきたいと思います。