去る6月28日に行ったボランティアバスの行先は岩手県、今年に入って二度目、五か月ぶりの陸前高田での活動です
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■日程:2014年6月27日(金)出発28日(土)活動
■活動地:岩手県陸前高田市「復興サポートステーション」
      〒029-2204 陸前高田市気仙町字町23-1
■参加者数:32名
■活動内容:草刈り
■資材:刈払機、鎌、スコップ、熊手

この日は朝から曇りと雨の天気でした
東北道一関ICを下りて、いつものように「復興サポートステーション」に向かっていきます

午前5時00分 「長者原SA」に到着
          ここから1時間の朝食と身支度、着替えのための休憩時間に入ります
午前7時50分 「陸前高田ローソン」着
          現地近くにコンビニがないためこちらで昼食購入をします
午前8時25分 「復興サポートステーション」着
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午前8時40分 合同のミーティング、資材の準備、マッチングをして活動場所へバスで向かいます
          ミーティングの最中も雨が降ったり止んだりの繰り返しでした

午前9時00分 「活動場所」に到着後長靴・手袋・カッパを着て作業に入ります
          作業中も天気は変わらず雨が降ったり晴れたりの繰り返しでしたが
          天気にもサイクルがあったので
          作業のオンオフはつけやすかったかもしれません
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私達にマッチングで与えられた依頼内容は、草刈りでした
8/7(木)に開催される「陸前高田七夕祭り」のための会場周辺整備(草刈り作業)でした

「けんか七夕祭り」の会場となるのは
ご依頼を受けた場所からボランティアセンターがあるところ一帯なのだそうです
ちょうど私たちが草刈りを行った場所には消防や警備のテント、
出店のテントを設置するのだそうです
毎年「けんか七夕」のための草刈り作業は2回やることになっていて、今回は1回目の作業でした
草が多くなると大変なので2回に分けて行うそうです

また、ボランティアリーダーさんのY本様から
鎌の使い方の実演やもしもの際の避難経路について教えて頂いた後
草刈り作業に入りました

作業場所は腰までの高さのある草が多い場所でした
今回はご自宅から刈払機をご持参された方が多くいらっしゃったので
その方々には、まず、草を刈って頂き、そのほかの方々は集める作業を行っていただきました
また、作業場所によっては刈払機が使えない場所や短い草のあるところもあったので
そのような場所は手刈りで行いました

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天候が回復せず、このまま作業を続行すると
参加者の方の中から「具合の悪い人」「雨に濡れて寒い人」等負傷者が出てしまうと心配して下さった
「サポートステーション」の方から「中止にしましょうか」という意見も出ていましたが、
参加者の方々のご意見を伺い、サポートステーション、ボランティアリーダーとで協議をした結果、
続行することとなりました

後半、天候が徐々に回復していきました
きっと皆様の頑張りと熱意がお天道様にも通じたのだと私は思います
結果、全ての作業が予定より早く終了しました

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突然ですが1枚の写真をご覧下さい
こちらはリピーターのN井様の長靴に釘が刺さっている写真です
N井様にけががなかったのは「くぎ抜き防止インソール」のおかげです
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こちらの写真からもわかるように、現地にはまだまだ釘や突起物が落ちていますので
長靴に「くぎ抜き防止インソール」を必ず装着して作業を行うようお願い申し上げます

こんなに大きな釘でした
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天候も悪かったので、作業を優先し、昼の休憩・着替えは作業終了後に行いました

草刈り作業の成果をBEFORE AFTERでご覧ください
BEFORE
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AFTER
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12時30分 作業終了 資材の片づけ、数の確認、着替えをしてサポートステーションに戻りました

作業の途中、サポートステーションの方にお話を伺うことができました
今回の草刈り作業の目的は、8/7(木)に行われる七夕祭りに向けての作業だったのですが、
陸前高田市は高台への集団移転を決めたため、
予定ですが今後4年位はお祭りができなくなってしまうかもしれないそうです
中でも、七夕祭りは陸前高田で最も盛大に行われるお祭りなので本当に残念だとおっしゃっていました

また、トップの写真は「希望の架け橋」という土砂だけを専門に運ぶベルトコンベヤー型の吊り橋です
先ほども書きましたが、陸前高田市は高台への集団移転を決めたため、
地盤沈下している土地のかさ上げが必要です
そのため、土砂運搬専用の超大型ベルトコンベヤーのための橋を作っているそうです
この日はあいにくの天候でわかりにくいですが、
晴れているときに見ると迫力があり、また、夜になるとライトアップされてより美しいです

午後1時00分 片づけと写真撮影を行いサポートステーションをあとにしました

次は気仙沼での温泉入浴とお買い物のお時間です
いつも通り「気仙沼プラザホテル」での入浴と
「気仙沼のおさかな市場」「気仙沼横丁・屋台村」「気仙沼復興商店街・紫市場」
「さかなの駅」でのお買い物です
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午後4時 出発

帰路の東北道で夕食時間をとり、池袋に午後10時20分、東京駅に10時35分と
山梨県各所でそれぞれ参加者とお別れし、北杜市に午前1時00に到着しました

今回、リピーターの方々、O塚様、T生様がお見送りにきてくださり
差し入れを届けてくださいました
また、現地では依頼主様が皆さんのために「お茶とコーヒー」を差し入れして下さいました
さらに、前回の活動でご一緒したレーベンコーポレーションの立花社長さまからは、
参加者のための沢山のミネラルウォーターと黒豆マッコリを頂きましたので
今回の参加者の皆様にお配りさせていただきました
様々な方に支えられてボランティアバスが運行できていることを
改めて認識させられました
全ての方に心より御礼と感謝を申し上げます

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(2014.6.28 陸前高田復興サポートステーションにて) 記;輿石

○●○後記●○●○●○○●○●○●○●○○●○●○●○●○○●○●○●○●○○●○●○●○●○

皆様のご協力のもと予定通りに終えることができました
ありがとうございました
先日テレビで「宮城県出身の芸能人中村雅俊さん」が
「震災を忘れてはいけない」とおっしゃっていましたが
「被災地に行くこと」がまず「震災を忘れない」第一歩なのだと私は改めて感じました

次回まで少し時間が空いてしまいますが、7月20日は大原浜のお祭りです
出店のお手伝いや神輿を担いだり地域の方と一緒になってお祭りを盛り上げるというものです
前夜19日(土)に出発し、20日(日)にお祭り、終了後はゆっくり入浴時間を設け
21日(月)の早朝に戻るという0泊3日のボランティアバスです
三連休ということで、沢山の方々に参加頂けるものと思っております
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます