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2011年3月11日に発生した東日本大震災から二年と半年を直前にした
9月7日に行われた活動は、震災の翌週から災害支援に携わって100回目となりました。

この日の活動場所は、岩手県陸前高田市。
こちらに訪れるのも46回目となりました。支援先のおよそ半分が陸高ということになります。

日程/平成25年9月6日(金)出発 7日(土)活動
参加者数/25名
同行者/乗務員2名、添乗員1名、リバイブジャパン1名
活動受入場所/陸前高田市復興サポートステーション(NPO法人P@CT運営)
活動内容/草刈
活動場所/小泉地区

より大きな地図で 2013年9月7日活動場所 を表示

この日、陸前高田市戸羽市長が休暇中のところを
わざわざ私たちの100回という活動に対する御礼と激励のためにお越しくださいました。
突然のことで、参加者はもちろん集まったボランティアの方々も驚いておりましたが
多忙の中、せっかくのお休みにお越し頂いたそのお心に深く感謝するとともに
その姿に復興への思いを感じました。

今回の活動現場は今泉地区の岩手県指定文化財「肝入屋敷・吉田家住宅」があった場所です。
建物は震災により流失してしまいましたが、その後流れた建物の木材を集め、
現在はビニールハウスに収められております。
この場所は、以前にも何回か瓦礫の撤去作業等を行った場所ですが、
復元を目指している広い敷地に生い茂った雑草は大人の身長ほど丈も伸び、
関係者の人手だけではどうすることもできないため、依頼をされたようです。
作業のマッチングで、刈払機を持参しているということで、私たちのチームは
その場所の草刈をすることになりました。

 今泉地区の震災前の情報(外部サイト)
   ・古い町並みと集落      ・岩手県陸高田市の町並み
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使う資材は、刈払機、ミノ、鎌、一輪車など
ボランティアリーダーさんを中心に活動の注意事項などお互いに確認し
早速、作業に入ります。
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雨の心配もよそに、非常に蒸し暑く、汗をかきながら
それぞれ分担した作業を黙々と進めていました。

お昼には、近くにお住まいの方に震災当時のことをその時に撮影した写真を交えながらお話して頂きました。
体験者の直接のお話は、他のどれよりも生なましく、ボランティアのみなさんも食事の手を止めて
聞きいっていました。
この方は、訪れた方々に震災のことを広く知ってもらうために、現在は語り部ガイドとして震災を語り継ぐ活動を行っていらっしゃるそうです。
この日も目の前で作業しているボランティアさんに御礼を、ということで申し出て下さいました。
 参考情報(外部サイト)
     ・ 被災地語り部「くぎこ屋」
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昼食後、作業に戻り予定の時間までしっかり行いました。
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ボランティアの皆さんのご協力のお蔭で、すっかりきれいにすることができました。
ステーションに戻り、片付けをして撤収です。
初めての方もいらっしゃいましたので、市街地だった場所を周り
被災の様子を見ていただきました。
その後、気仙沼のプラザホテルで入浴時間を設け、お魚市場、さかなの駅に立ち寄り
帰路につきました。

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(岩手県陸前高田市復興サポートステーションにて 9月7日撮影)

※追記※
この日、戸羽市長がお見えになったのは参加者のお一人が連絡をとって下さったからでした。
そして、気仙沼に立ち寄った時には以前からお世話になっている地元の方が出迎えて下さり
やはり100回目の御礼ということで私たちのために貴重なサンマを100匹用意して下さいました。
震災後、様々な場所で様々な人と縁が繋がっていることを実感する度に
何事にも代え難いお気持ち をこれからも大切にしていきたいと思います。


二年六ヶ月を迎えた9月11日の山梨県版の地方紙に取り上げて頂きました。
   これからも東北に足を運んでくださいますよう
   関心が失せないよう
   方法、形がどうであれ支援が続きますように

私たちができることは、バスを運行する このくらいしかありませんが
これからもできる限り皆様の想いを東北へ届けさせていただきます。

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